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小さな壁の穴なのに、なぜ補修費用は高くなるの?

こんにちは。

家のかかりつけ職人の松下です。

「これって誰に相談したらいいんだろう?」

そんな時に、近所の大工さんに聞くような気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

今回は小さな壁の穴なのに、なぜ補修費用が高くなるのか?についてお話しします。

結論

壁の補修費用は、穴の大きさだけでは決まりません。

クロスの下にある石膏ボードまで壊れているか、どのような作業と職人が必要になるかによって費用が変わります。

小さな穴に見えても、大工仕事とクロス工事の両方が必要になる場合があります。

費用が高くなる原因

今回はこちらの壁の補修です。

クロスと石膏ボードに小さな穴が開いた壁

施工前。一見すると、小さな穴に見えます。

表から見ると、クロスに小さな穴が開いているだけに見えます。

しかし、傷んだ部分を確認すると、クロスの下にある石膏ボードまで割れていました。

石膏ボードまで傷んだ壁を切り開いた状態

傷んだ石膏ボードを切り取り、内部を確認した状態です。

ここまで傷んでいると、表面へパテを詰めるだけでは十分な強度が出ません。また割れたり、へこんだりする可能性があるため、下地から直す必要があります。

この補修には、次の二つの職種の作業が含まれます。

  • 石膏ボードを直す大工仕事
  • クロスを貼る内装工事

一般的には、大工が石膏ボードを直し、その後にクロス職人が仕上げます。二人の職人が必要になると、それぞれの作業時間や移動の手間がかかります。

自分でできること

画びょう程度の小さな穴や、クロス表面だけの浅い傷であれば、市販の補修材で目立ちにくくできる場合があります。

ただし、次のような状態では、表面だけを埋めずに一度相談した方が安心です。

プロへ相談する目安

  • 石膏ボードまで割れている
  • 補修した跡をできるだけ目立たせたくない
  • 同じクロスが残っているか分からない
  • 全面貼り替えと部分補修のどちらがよいか判断できない

写真を見れば、部分補修ができそうか、下地から直す必要がありそうかを、ある程度判断できる場合があります。

現場経験

今回は、傷んだ石膏ボードを切り取り、裏側へ補強材を取り付けました。

壁の裏側へ補強材を取り付けた状態

新しい石膏ボードを固定できるよう、裏側へ補強材を入れています。

その後、新しい石膏ボードを取り付け、段差をパテで平らにし、クロスを部分的に貼り直しました。

壁の穴とクロスの補修が完了した状態

補修後。石膏ボードからクロスまで仕上げています。

私は大工として20年以上現場に立ち、クロスの補修も行っています。

そのため、状態によっては、石膏ボードの補修からクロスの仕上げまで一人で対応できます。

二人の職人を別々に手配する必要がないため、状況によっては余分な手間を減らし、費用を抑えられる可能性があります。

まとめ

小さな壁の穴でも、クロスの下にある石膏ボードまで壊れていれば、大工仕事とクロス工事の両方が必要になります。

そのため、補修費用は穴の見た目の大きさだけでは判断できません。

まずは壁を軽く押した時の状態や、内部が見えていないかを確認してください。自分で判断できない場合は、写真を送って相談するのが次の一歩です。

この記事は、私が20年以上現場で経験してきたことを、できるだけ分かりやすくお伝えするために書いています。

住宅は一軒一軒状態が違うため、記事だけでは判断できないケースもあります。

「うちの場合はどうなんだろう?」

と迷った時は、LINEで写真を送っていただければ、一緒に考えます。